売上回復マーケティング中小企業支援
23万人のリストが眠っていた——洋菓子メーカーA社、売上回復への転換
2025-03-01
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業種 | 洋菓子製造販売(通販・直販) |
| 所在地 | 東京都多摩地区 |
| 従業員数 | 正規2名、非正規2名 |
| 売上高(支援開始時) | 約4,500万円 |
| 支援期間 | 全6回 |
支援前の状況
売上はピーク時の3億円から4,500万円規模まで長期低落。純資産はマイナスと債務超過に陥り、資金ショートまで6ヶ月を切っていた。
一方で確かな強みも存在していた。主力のチョコレート菓子はGoogle検索で上位表示されるブランド認知があり、顧客リストは23万名。長年のリピーター客に支えられた商品への信頼は根強かった。
見えてきた本質的な課題
23万名の顧客リストのうち、過去1年以内に購入した人はわずか5,000名。2万名のメールアドレスを持ちながら、メルマガの内容は「お休みのお知らせ」程度にとどまっていた。
問題は「商品が悪い」でも「価格が高い」でもなく、「接点が失われている」という構造的な課題だった。
ECサイトのコンバージョン率は2.9%。EC業界平均の4.9%を大きく下回っており、既存の集客数のままでも売上を伸ばせる余地があった。
支援内容
カタログ送付の拡大(最優先施策)——休眠顧客へのDM送付を強化。効果見込み:年間+2,000万円。
メールマーケティングの本格活用——7,000名のメルマガ許可ユーザーへの月1回定期配信を開始。効果見込み:+3,840万円。
ECサイトリニューアル——スマートフォン対応と導線改善によるコンバージョン率向上。効果見込み:+1,000万円。
経営改善計画の策定——金融機関との借り換え交渉に向けた計画書を作成。
成果
カタログ送付を強化した翌月、売上は1,450万円を達成。前年同月の750万円から約700万円増(+93%)を記録した。
支援を振り返って
中小企業の経営支援では、経営者自身が強みだと思っていないことの中に、本当の強みが眠っていることが多い。丁寧に取引の詳細を聞き、数字を分解することで、それが浮かび上がってきます。
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